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自分ごとながら、私(ナキサーフ柳瀬、身長175cm、体重65kg)
がオーダーしていたコールのMP-TWINが完成!
早速、数回のテストライドをしてのインプレッションを書いてみました。
まず参考までに柳瀬が普段乗っているボードのラインナップはコールだと・・・、
HPS
6'0"x 18-1/2"x 2-3/16" レイルはRR
(ジャストサイズ。肩~頭半ぐらいのサイズの波のときは、よく持ち出しています)
FIREFLY
5'9"x 19-1/4"x 2-1/4" レイルはJRR
(浮力には、気持ち余裕あり。幅広のやや小波よりスペックで、
膝~頭オーバーまで使え重宝しています。コンパクトに掘れた波でもとても調子いいです)
BATFISH
5'6"x 19-1/4"x 2-1/4" レイルはBIRぐらい
(浮力には、気持ち余裕あり。気分を変えて違うタイプのボード、という時に、
たまに頭半サイズでも使用すると別次元の楽しさ。
意外のほどテイクオフも早く、短い分、回転性が最高です)
そこで、コールに相談して出したオススメの長さは5'8"。
実際に完成してきたサイズは、5'8"x 19-1/4"x 2-1/4" レイル形状はJR2+でした。
<浮力>
このサイズだと浮力は極端に余裕があるというほどでもなく、ちょっと余裕があるぐらいの感覚。
波待ち時には、胸近くまで沈む感じです。
(比較でいうと、ファイヤーフライの5'9"とほぼ同等)
<パドル>
みなさん実際に乗ってみたら大いに驚くであろうポイントはパドリング。
いわゆる浮力のみだと極端な余裕は感じないものの、
パドルははっきりと実感できるほど、かなりスムース。
実際に乗ってみて感じたのは、ノーズロッカーがかなり抑えめであること、
そしてファイヤーフライともさらに違うのは、ノーズよりのボリューム(幅だけでなく、厚みも)
が、かなりタップリなのです。
←ノーズよりのボリュームが違います。
これによって、いわゆるパフォーマンス系のHPSなどとははっきり違い、
パドル時のボードの重心を、かなりノーズよりにすることが可能になっているのは明らか。
ボードのいわゆる中心ではなく、パドルで進んでいる時には、
ノーズから1/3"ぐらいの部分に、しっかりと重心を預けてあげる感覚・・・。
実際のスピードもそうですが、心理的にもパドルがかなり速いぞ!という感覚を覚えます。
長さは5'8"ながら、自分の持っている他のボードと比較してもパドルは一番早いです。(楽!)
<テイクオフ>
最初に試したのは、サンクレメンテの玉石ブレイクであるアッパーズ。
ここの波質としては、やや厚めのブレイクで、パドルではしっかりと漕ぐ必要があり。
パドルの重心が前よりにある感覚なので、
このポイントのようなやや厚めで速いパドルが必要なブレイクでは、完璧にマッチしました。
しっかりと波に押してもらう感触を受けながら、そのままのスピードでスムースなテイクオフが可能。
<スピード>
このツインフィンの最大の魅力は”速さ”だといえると思います。
この速さは”最高速度”ではなくて、”加速性”という意味です。
ツインフィンというのは、クアッド理論のように、センターフィンがないため余計なドラッグ(抵抗)がなく、トップスピードへ到達するのが早い!
テイクオフからショルダーでレイルをかませると、無理にレイルを出し入れする必要なく、スーッと乗せていってくれる感覚。
ブレイクが早く捕まりそうなセクションも、ある程度高い位置でレイルを入れていれば、
勝手に切れたセクションまで運んでいってくれるイメージ。
スープでも減速しづらい感覚には感動しました。(最高・・・!)
<ターン>
魅力はクルリという回転性。
やはりツインフィン、回転軸が前にあるので半径の小さなターンは大得意。
そんなにスピードに乗っていない状況でも、かなりスムースなターンができます。
そして、あくまでも”パフォーマンス”ツインということで、テイルのボリュームはしっかりと落としてあって、トップターンで引っかかるような感覚もなく、あくまでも現代的な鋭いターンができるシェイプです。
(ツインフィン=レトロツイン、のようなイメージは完全に忘れてください)
↑以前紹介のロボのように、エアリアル風フィン全抜けマニューバーも十分可能。
<苦手な波、苦手な乗り方>
やはり全てに完璧ではないので、あえて不得意な部分も上げておくと、
波サイズでいえば、いわゆる大波はやや不利になりそう。
力の弱い波でも、加速させやすいデザインなので、逆にショルダーの長いダブルぐらいの大きな波になると、やや挙動は不安定になりそう。
ただ、もちろん乗り手の技術にもよりますが、頭半ぐらいまでのサイズまでは安定して楽しめるはずです。
ちなみに、波質でいえば厚め以外にも、掘れた波は全く問題ないイメージ。
ロッカーは弱いですが、テイクオフ時にしっかりとレイルを入れて降りていければ、逆に加速の良さを利用して、ワイドなセクションも無理なく抜けていけそう。
あと乗り味の感覚としては、クルリとした回転性と反応の良さの反面、
大きな半径でのドライブを効かせたターンでは、トライフィンやクアッドよりは、やや苦手なイメージ。
(もちろん乗り手側の意識によって問題なく対応できる範囲ですが・・・)
さらに、ボードのアウトライン(シェイプ)について特徴を挙げていくと・・・、
<アウトライン>
まずは小波を得意とするボードの特徴であるワイドなアウトライン。
ボード全体のカーブをしっかりと残しているので、スムースな回転性を実現します。
デフォルトは絞り込んだシングルウイングスワロウテイル
<ロッカー>
エントリーロッカー(ノーズロッカー)はかなり抑えめ。
これによって海面との接地面を増やして、パドルパワーをしっかりと伝えます。
ノーズ側の厚みも残してあるので、上述のように、パドル時にはノーズから1/3"ぐらいの部分に、しっかりと重心を預けてあげる感覚・・・。
<レイル>
想像よりは、レイルは厚くない感覚。
実際に持っているファイヤーフライ5'9"と2-1/4"の厚みは同じですが、逆にレイルは1段階薄くなっています。
でもこの理由は乗ってみて実感。
パドルとテイクオフ能力は、ロッカーとノーズの厚みによって十分に稼ぎ出しているので、
レイルはほどほどに、というレベル。
実際、テイル部のボリュームも抑え気味で、トップで当て込んだ時も重さは全く感じません。
<ボトムコントゥアー>
コールのその他のパフォーマンスモデル同様、大きなシングルコンケイブをボード全体に、
その中にダブルを掘るという、いわゆるトリプルコンケイブ仕様。
とくにツインフィンの”速さ”を生かすためにダブルコンケイブは深めです。
↓体重に対する参考オススメサイズとしてはコチラ。
カッコ内はおおよその適正体重で、
パドル(波を捕まえるのに)に問題のない中級レベルの方を基準とします。
(パドル、テイクオフがやや不安定という初級者の方は、以下から-10キロほどで計算ください)
5'6"x 19"x 2-1/8" (体重55キロ前後)
5'8"x 19-1/4"x 2-1/4" (体重65キロ前後)
5'10"x 19-1/2"x 2-3/8" (体重72キロ前後)
6'0"x 19-3/4"x 2-1/2" (体重80キロ前後)
6'2"x 20"x 2-5/8" (体重85キロ前後)
特にテイクオフからの”スピードの乗せやすさ”という点では、特筆もの。
「テイクオフは、かなり安定してきた。
さあ、これからはアップス&ダウンでの加速を
確実にしていきたい!」
という初級~中級クラスで、さらなるレベルアップを目指す方には超オススメ。
デフォルトの付属フィンとしては、「ツインフィン+スタビライザー」のMR-TXが付属。
そして、お気づきのように、今回の柳瀬用カスタムでは、バックフィン用のプラグもセットして、
3フィンでも楽しめるようにしてみました!
これによって…、
↑まず最初のオススメとしては、スタビライザーはつけずに、
オリジナルセッティングであるサイドフィンのみのツインフィンで…、
↑さらにMR-TXのスタビライザーをつけたバージョン。
↑そして、通常トライフィンスラスター仕様(写真はM-5をセット)も楽しめます。
※3フィンプラグにしても基本価格の730ドル(ポリエスター)は変わりません。
この可能性を、最大限に楽しんでいただくために、
デフォルト付属フィンであるグラスフレックスのMR-TXセットに加えて、
プラス32ドルにて通常グラスフレックスのトライフィン(M-5など)も追加が可能なので、
ご希望の際はぜひお知らせください。
※M-5(グラスフレックス)の通常価格は58ドル。
最近では、3フィンまたは4フィンという5フィン仕様はかなり一般的になってきましたが、
2フィンまたは3フィンという、また新しいチョイスも最高に楽しい!
究極には、エアリアルなどの派手なマニューバーまで可能なモデルですが、
コール本人、マネージャーのロボも、お気に入りとしてオンショアの膝波から
日常使用ボードとして乗っているコールのMP-TWIN、
さらに一皮剥けたいという、初~中級レベルの方がレベルアップ&楽しむボードとしても
最高に自身を持ってオススメできるモデルです!
サイズのお問い合わせなどショップメールまでお気軽にどうぞ!
<南カリフォルニア波情報>
ハンティントンビーチ、サウスサイドピアをチェック。
腹~胸、セットで頭近いサイズ。
風は吹くものの、午後になってもシェイプはまずまず。
波数も多く、ライト、レフト、ともにショルダーのしっかりしたファンウェーブ。
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MP-TWIN
はい、MP-TWINめちゃくちゃ調子がいいです。
個人的には、しばらくこのボードを乗り込みそうです。
でも、もちろん他のボードについてもインプレしていきますね。
ありがとうございます!
個人的には、しばらくこのボードを乗り込みそうです。
でも、もちろん他のボードについてもインプレしていきますね。
ありがとうございます!
MRとは・・・
こんにちは、柳瀬さん
MRスーパーツインやWEBBERのTWINとMP-TWINは乗った感じはどのように違うのでしょうか?
出来れば具体的にお答えお願いします!(非常に気になります!)
MRスーパーツインやWEBBERのTWINとMP-TWINは乗った感じはどのように違うのでしょうか?
出来れば具体的にお答えお願いします!(非常に気になります!)
無題
kennyさん
はい、丸みがあってコールならではの本当に美しいシェイプです。
個人的には、特にコンケイブの美しさには、いつも感動しています。
乗り味も、とても扱いやすいボードで、まさにうっとりです。
takaさん
WEBBERのシェイプには乗ったことがないので、何ともいえないのですが、MRのシェイプとは少し似ていますね。
ただ、もう少し全体をシャープにした感じで、レイルの厚みもある程度抑えめという感覚です。(HPSなどと比較すると、やはりボリュームはありますが…)
ボードの重心はやや前なのですが、乗った感じも、いわゆるパフォーマンス系モデルのクイックで鋭い動きが可能で、オールラウンドにいつも持ち出して楽しいボードですね。
ぜひぜひ。
はい、丸みがあってコールならではの本当に美しいシェイプです。
個人的には、特にコンケイブの美しさには、いつも感動しています。
乗り味も、とても扱いやすいボードで、まさにうっとりです。
takaさん
WEBBERのシェイプには乗ったことがないので、何ともいえないのですが、MRのシェイプとは少し似ていますね。
ただ、もう少し全体をシャープにした感じで、レイルの厚みもある程度抑えめという感覚です。(HPSなどと比較すると、やはりボリュームはありますが…)
ボードの重心はやや前なのですが、乗った感じも、いわゆるパフォーマンス系モデルのクイックで鋭い動きが可能で、オールラウンドにいつも持ち出して楽しいボードですね。
ぜひぜひ。
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カリフォルニア生活6年目、ハンティントンビーチ在住。ハンティントン、ニューポートビーチ、サンクレメンテでよくサーフィンしています。
最新のカリフォルニアサーフィン事情をお伝えします。よろしくお願いします!
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